自己愛が強い人の特徴とは?病気の可能性もある?

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自己愛が強い人

あたなの周りにも、「自己愛が強いな~」と思う人が一人は、いるのではないでしょうか?

もしかすると、そういう人に困っていて、どう対応したらいいのか?悩んでいるかもしれませんね。

そもそも、自己愛とはいったい何なのでしょうか?

自己愛という言葉は知っていても、その言葉の意味を詳しく説明できる人は、案外少ないのではないでしょうか?

自己愛は、しばし、利己主義(エゴイズム)と混同されやすく、自己愛が強い人とエゴイストは同じ意味だと考えている人も多いようですが、両者は似て非なるもので、全く違う類のものです。

それではいったい自己愛とは何で、自己愛の強い人とは、いったいどんな特徴と持った人なのでしょうか?

なぜ自己愛が強くなってしまうのでしょうか?

この件についてこれから詳しく見ていきましょう。

自己愛とは?

自己愛とは、その名が示す通り、自己すなわち、自分自身を愛することです。

人間であれば誰にでも備わっている心理です。

誰だって自分のことが大切で大事にしたいという気持ちを持っているものですが、そういった心理がそれに該当します。

そもそも自己愛は、英語のナルシズム(narcissism)の日本語訳です。

ナルシズムは、ギリシャ神話の登場人物である美少年ナルキッソスの逸話に由来します。

ナルキッソスが湖に映った自分の姿を自分とは知らず、その姿があまりにも美しいため、思わずキスをしようとして、あやまって湖に落ちて溺死するという逸話です。

ちなみに、うぬぼれが強い人や自分が大好きな人のことは、ナルシストと呼ばれていますが、ナルシストの正式名は、ナルシシストで、こちらもナルシシズムから来ていて、自己愛が強い人を表現する場合によく用いられています。

通常、誰もが持っている自己愛は、いわゆる健全なタイプの自己愛で、自己愛が強すぎる場合は健全とはいい難く、中には病的なタイプの自己愛も存在します。

また、病的を通り越して、実際、病気が疑われる場合も少なくありません。

自己愛が強い人の特徴とは?

自己愛の強い人には、以下のような10の特徴がよく見られます。

自分の話ばかりしたがる

自己愛が強い人の典型的な特徴と言えるでしょう。

「自分はね」、「自分ってさ」、「自分の場合は」などと、会話の内容がなんであれ、結局、自分の話に持って行こうとします。

さらに、自慢話になってしまうことが多いです。

ほとんど自慢話といっても過言ではないでしょう。

とにかく、相手が話に全く関心がなくても、自分の気の済むまで自分の話をしたがるため、いわゆる会話が全く成り立ちません。

そのため、自己愛が強い人は、周りから嫌われたり、苦手意識を持たれやすいと言えます。

自分を意見を正当化する

すなわち自分の意見が絶対に正しく、他の人の意見に耳を傾けようとしません。

意見というのは千差万別で、人それぞれに違っていて当たり前ですし、男と女でさえ考え方は違うわけですから、これが絶対正解という意見は存在しません。

しかし、自己愛の強い人は、自分の意見こそが絶対正解だという考えに頑ななまでに固執してしまいます。

まさに「我こそがルールブック状態」です。

失敗して恥をかくことを極端に怖れる

自分を極端に愛するがゆえに、恥をかき、周囲からバカにされたり、見下されたりして、自尊心が傷つけられることを極端に恐れます。

誰でも恥をかくと、大なり小なり自尊心は傷つくものですが、自己愛が強い人は、その傷つき方がまさに半端ない状態のようです。

そのため、「え、たったそれだけのことで?」と思えるような、ほんの些細な失敗でも、耐えがたい苦痛になってしまう場合も少なくありません。

ほんのちょっといい間違いをしただけで、激しく落ち込んで立ち直れなくなってしまうこともあるくらいです。

また自分が恥をかかないためなら、手段を選びません。

その人に全く非がないのに、恥をかいたのをその人のせいにして、激しくその人を攻撃するなどは、よくあるケースです。

完璧主義者である

失敗を怖れ、絶対に失敗したくないという思いから、完璧を目指すあまりに、何事も完璧でないと気は済まなくなり、結果的に完璧主義者になってしまう場合も少なくありません。

他人を見下す

他人を見下すことによって、優越感にひたり、自尊心を満足させようとするのも、自己愛の強い人によく見られる特徴です。

そのため、自分が優れた人間である、自分は価値のある人間であるという、確信を得るために、常に自分より明らかに劣っている人と比較したがります。

逆に、明らかに自分よりも優れていると思われる人に対しては、激しい劣等感を抱きます。

劣等感は、自己愛が強い人にとっては、耐えがたい感情でもあるため、自分より劣っている人を見下すことで、優越感を取り戻し、劣等感を取り払おうとします。

負けることは最初からしない

すなわち、確実に勝てる相手としか勝負しようとしません。

負けることは、恥をかくことでもあるため、恥を極端に怖れる自己愛の強い人にとっては、当然といえば当然のことと言えるでしょう。

また自己愛が強い人は、自分が辛くなることやしんどい思いをするのが苦手なので、基本的に自分より強い相手に勝つための努力をしたがりません。

何事も人のせいにする

つまり、責任をとりたがらない、と言い換えることもできるでしょう。

責任などという言葉は自己愛の強い人の辞書にはそもそも存在ないのです。

ですから、明らかに自分に非があることに対しても、それを認めようとせず、自分以外の人、あるいは物事のせいにします。

自己愛が強い人は、屁理屈や詭弁ではなく、本当にそうだと思い込んでいる場合が大半です。

例えば、仕事でミスをしたのは、上司の指示に問題があったので上司のせいだ、恋愛がうまくいかないのは、相手に人を見る目がないからだ、自分はモテるんだぞ、などなど。

もし、不注意で他人の足を踏んだとしても、自己愛の強い人なら、そんなところに足を出している相手が悪いと考えるでしょう。

自虐的である

自己愛が強すぎるあまりに、自己愛の裏返しで、逆に自虐的になってしまう場合も珍しくありません。

ただ、その場合は「自分ってさ、本当に何をやってもとことんだめなんだ」と、あえて周りに吹聴したがります。

「自分」を全面に出すしたがる点は、通常の自己愛が強い人の特徴と類似しているようですし、自虐に見せかけて実は自慢している場合もよくあります。

正しい評価ができない

自己を客観的に見ることができないので、物事に対する評価が一般的な評価と一致しないことが多いです。

自己評価は高く、他人への評価は低くなる傾向が顕著です。

例えば、誰もが賞賛するような人に対しても、荒さがしをして、その部分を徹底的にこき下ろして、周りの人に同意を求めたがります。

極端に嫉妬深い

自分よりも優れている容姿や服装、才能を持っている相手や自分よりも恵まれた環境にいる相手に対して、激しく嫉妬します。

それだけにとどまらず、嫉妬する相手を貶めようしたり、批判や攻撃の対象にして、精神的あるいは肉体的に傷つけたりする場合もあります。

自己愛が強いのは病気の可能性も?

自己愛が強い状態が、病気が原因である可能性も見逃せません。

自己愛が強いという特徴を示す病気は、自己愛性パーソナリティ障害と呼ばれています(自己愛性人格障害という呼び方をされることもあります)。

実は、近年この病気になる人が増えつつある状況で、16人に1人の割合で、この病気にかかっているとも言われているようです。

自己愛性パーソナリティ障害とは、自己愛が強すぎるあまりに、対人関係をはじめ、普段の生活に様々な支障が生じる精神疾患です。

「自分は偉大で特別な存在だ」と思い込んでしまい、他人に対して尊大に振る舞ったり、特別扱いされたがったりするというのが自己愛性パーソナリティ障害の最も顕著な症状です。

似たようなと症状を示す病気に、双極性障害や統合失調症などがあり、しばし、誤診される場合や双方の病気が合併している場合も少なくありません。

ただ、上記の症状に該当する場合でも、社会や職場、あるいは学校に全く問題なく適応して生活できているのであれば、自己愛性パーソナリティ障害とは診断されず、単に自己愛の強い個性の持ち主とみなされます。

これに対して、社会や職場、あるいは学校に適応できず、周囲の人々に多大な迷惑をかけるなど、生活に様々な支障が生じている場合、自己愛性パーソナリティ障害が疑われます。

しかし、自己愛性パーソナリティ障害は、その病気の性質上、本人にその自覚がなく、周囲の人が気づくことによって発覚する場合が大半を占めます。

自己愛性パーソナリティ障害に対する治療法としては、カウンセリングや集団精神療法などが有効とされています。

しかし、現時点では、確立した治療法が存在せず、本人が過剰な自己愛と決別しない限り、完治は極めて困難というのが本当のところのようです。

以上となりますが、自己愛が強い人は、普通の人とはちょっと違った特徴を持っています。

そういう人たちを受け入れて、付き合い方を考え、共に生きていくための努力をしていくことが、普通の人たちに課せられて義務かもしれませんね。

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