職場いじめの原因とその撃退法とは?

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職場いじめ

近年、学校のいじめ同様に、職場いじめも深刻な社会問題となっています。

実際、各都道府県の労働局には、いじめや嫌がらせに関する相談がここのところ急増しているようです。

職場いじめは、本来、分別があるはずの大人によるいじめでもあるので、他愛もない子供によるいじめと違って、陰湿で手の込んだものが多くなるようです。

当然ですが、いじめを受けた側は、強い精神的ストレスを受けることになり、それが原因でうつ病やノイローゼになり、休職や退職に追い込まれることも少なくありません。

それがトラウマとなり、人間不信に陥ってしまい、その後の社会生活にも大きな悪影響を及ぼしてしまうこともあります。

今現在、職場いじめに遭っており、辛い思いをしている人は、たくさんいらっしゃることでしょう。

また、友達や家族、好きな人など、あなたの身近な人が職場いじめの被害に遭っていて「何とかして助けたい」と思っている人も多いでしょう。

この記事では、職場いじめの原因と撃退法について、解説をしています。

現時点では職場いじめとは無縁でも、明日は我が身で、会社勤めをしている限り、いつ自分の身にふりかかってきても、けしておかしくはありません。

職場いじめの実態を知っておくことで、標的にされるのを未然に防ぐことができれば、いじめの予防に役立つでしょう。

職場いじめの原因

大人になれば誰だって、いじめがいけないことくらいはわかっています。

それにも関わらず、なぜ分別があるはずの大人がいじめの加害者になってしまうのでしょうか?

職場いじめに発展してしまうのには、主に以下の6つの原因が考えられます。

妬み

妬みの負のエネルギーというものは、凄まじいもので、時に人の命を奪ってしまうこともあるくらいです。

妬まれる理由としては、

・上司に特別に気に入られている

・仕事ができる

・同じ給料なのに楽な仕事をしている

・自分より先に昇進した

など仕事に関することが多いです。

もちろん、仕事とは一切関係のケースもあります。

例えば、女性の場合は、男性に比べて、同性に対する嫉妬心が強く、敵対心を抱きやすいという特徴があります。

例えば、

・自分よりも容姿が優れている

・皆から羨やましがられるような恋人や配偶者がいる

など仕事と全く関係のない理由で妬まれることもあります。

そのため、職場いじめに遭っている当人には、妬まれる理由が全くわからない、なんてケースも、けして珍しくありません。

ただ、理由がなんであれ、妬まれている限りは、いじめは収まらず、いじめがエスカレートする怖れもあるので注意が必要です。

何か人より際立って優れた面を持っている人は、そこを妬まれやすく、いじめに遭うリスクがそれ相応にあると考えましょう。

気が合わない

人間には、誰でも相性というものがあります。

職場にも、相性のよい人とそうでない人が必ず存在するはずです。

特に、自分と相性の悪い人がたくさんいる職場で働いている場合や、その職場を牛耳っている人(特に、お局さん)との相性が悪い場合は、いじめの対象になりやすいです。

実際に、お局さんとの関係がうまくいかずに悩んでいる女性は多く、陰口を言われたり、無視されたりするなどの被害に遭っている方が多いようです。

これは、立派なモラルハラスメントです。

本来は、職場の気の合わない相手ともうまく折り合いをつけて、仕事を進めるのが社会人としてあるべき姿と言えるでしょう。

しかし、現実は、それができない人というのは、思いのほかたくさん存在するようで、いじめるという行為に走ってしまうようです。

仕事ぶりに対する不満

その人の仕事に対すると取り組み方に不満を感じ、いじめをしてしまう人も多いです。

例えば、

・ミスが多い

・作業が遅い

・理解力がない

・頻繁にたばこを吸いに行く

などなど、仕事ぶりに問題があると、それが原因で上司や同僚からいじめられるケースも割と多いです。

特にミスや作業の遅さが、他の人の仕事にも大きく影響しやすい場合は、尚更いじめられやすくなるでしょう。

さらに、そこに劣悪な労働環境などの悪条件が加わった場合、ますますいじめられる確率は高くなります。

職場の空気になじめず浮いている

中途採用や転勤などで、新たに職場の一員になったときに、職場の空気になかなかなじめず一人だけ浮いてしまうと、そのことが原因で職場いじめに遭う場合もあります。

例えば、明るく和気あいあいとした雰囲気の職場で、一人だけ黙々と仕事をしていると、反感を買いやすく、いじめの対象になりやすいです。

逆に、仕事中は、私語を一切交えず真剣に仕事に向き合っている雰囲気の職場で、やたらと周囲の人に話しかけるような人は、周りから迷惑がられ、仲間はずれにされるなんてこともあります。

同様に、上下関係の厳しくない風通しの良い会社で働いていた人が、上下関係の厳しい会社に転職をして、上司に頻繁に意見をするようになると、目をつけられて、嫌がらせをされるなんてケースも多いです。

集団心理とは恐ろしいもので、その場の空気を乱す存在は排除せよと、一致団結して攻撃的になってしまうことが起こり得ます。

一人一人は、親切でよい人でも、集団になると豹変して、別人のように怖い人になってしまう場合も珍しくないのです。

「郷に入れば郷に従え」ということわざもありますが、新しい会社に入ったなら、その会社の雰囲気やルールに自分が合わせるべきです。

コミュニケーション不足による単なる誤解

職場の人とのコミュニケーション不足により、誤解されてしまい、それが原因でいじめに発展するケースもあります。

例えば、仕事に集中していたせいで、話しかけられても気づかなかっただけなのに、意図的に無視したと、相手に誤解されて、そのことが原因で、いじめの標的にされてしまったというケースは、実際に起こっているようです。

普段からコミュニケーションが十分に取れている相手だと、何の問題がないようなことでも、コミュニケーション不足の相手には、全く通じず、大事に至ることもあります。

このように、些細なことがきっかけで、いじめに発展してしまうケースは、割と多いんです。

また、挨拶は、コミュニケーションの基本中の基本ですが、職場の人に対して挨拶をおざなりにしていると、職場でよからぬ噂が立ちやすく、村八分、すなわち、全員から無視されるというパターンのいじめに遭いやすくなるようです。

「おはようございます」

「お先に失礼します」

「お疲れ様です」

などの基本的な挨拶はもちろんのこと、何かしてもらったときには「ありがとうございます」ミスをしたときには「申し訳ありません」と職場の誰に対してもハッキリと言えるようにしておきたいものです。

ストレスのはけ口

これは、特に、劣悪な労働環境で働いている場合に起りやすいです。

ブラック企業は、その代表格かもしれません。

やはり、劣悪な労働環境ですと、働いている人も不満や鬱憤などのストレスが溜まりやすく、理不尽にもそのはけ口にされるというケースは、非常に多いです。

特に、気が弱く言い返せない性格の人、弱い立場にいる人(年が若い、新人など)は、ターゲットにされやすいと言えます。

また、皆が強いストレスを感じているような過酷な職場であればあるほど、ストレスのはけ口が必要であり、壮絶ないじめに発展しやすいという特徴が見れます。

時々、自衛隊で「いくら何でもやりすぎ」と言えるほど度を越えたいじめが問題になることがありますが、これは、自衛隊がそれだけ過酷な環境であることを物語っているとも言えるでしょう。

尚、上司が部下をいじめたり、先輩が後輩をいじめたりするなど、権力や立場を利用した嫌がらせのことをパワハラと言いますが、その原因の多くは、ストレスを溜めた上司が部下に八つ当たりしている(部下をストレスのはけ口にしている)というケースが多いようです。

職場いじめの撃退法

職場いじめをやめさせるには、いじめられている側が何かしらの対策を打つ必要があります。

これから紹介をする4つのいじめ撃退法はおすすめですので、是非試してみてください。

相談する

いじめを一人で抱え込むよりは、誰かに相談した方が、はるかに精神的に楽になれます。

相談した相手から適切なアドバイスをもらえ、解決できる場合も多いため、おすすめできます。

相談する相手は、職場の同僚や先輩、上司で、いじめに加担していない人が適しています。

相談相手が力のある人の場合は、鶴の一声で、いじめが解決する場合もあります。

また、多くの会社には、ハラスメントに関する相談窓口が設置されているので、そういったところに相談を持ち掛けてみるのも一案です。

場合によっては、いじめている相手が厳重処分されたり、他の部署への異動が実現することもあります。

職場の人に相談しにくい場合は、最寄りの労働基準監督署に相談をしに行くのもよいでしょう。

無料で相談に乗ってもらえますし、さまざまな解決方法を提案してくれるはずです。

中には、「絶対に泣き寝入りはしたくないし、仕返ししてやりたい」と思っている方もいるでしょう。

そういう場合は、弁護士などに相談して、法的措置をとることを検討してみましょう。

精神的苦痛に対する慰謝料を請求できる場合も少なくありません。

ただ、加害者を訴えるには、いじめの証拠(録音・録画のデータ、メールの文章、SNSの投稿内容など)を可能な限り集めておく必要があります。

訴訟沙汰に発展してしまえば、会社としても、それと関りのある従業員を放置しておくわけにはいきません。

加害者が解雇されるなんてケースも多いです。

まさに因果応報ですし、そうなったら笑えますね。

尚、場合によっては、警察に被害届を出すことで、いじめの加害者に刑事罰を受けさせることもできます。

例えば、ネット掲示板にあらぬことを書かれた(名誉棄損)、物がなくなった(窃盗)、物を壊された(器物損壊)、暴行を受けた(傷害)などは、刑事事件として扱ってもらうこともできます。

民事裁判にせよ、刑事処罰にせよ、法的措置を駆使することは、加害者に相当な精神的ダメージを与えることができます。

報復の手段としては、最も効果が高く、且つスカっとできる方法と言えるかもしれませんね。

直接話し合う

これは、いじめの原因がコミュニケーション不足による誤解である場合に、効果的な方法です。

いじめを行っている相手に、直接、問いただしてみて誤解を解きさえすれば、すんなり解決する場合が多いです。

まさに「雨降って地固まる」で、話し合うことによって、うまくコミュケーションがとれ、誤解が解けた後は、良好な関係を築けるようになることも十分に期待できます。

もちろん、誤解が原因でなかったとしても、話し合うことによって、互いに改めるべきところがはっきりし、解決に向かう場合もあるので、試してみる価値はあるでしょう。

ただ、相手と話し合うには、その機会を作る必要がありますね。

話し合い機会を作るのが難しい場合は、第三者(上司や同僚)に仲介人になってもらうとよいでしょう。

取り合わないい

いじめの内容によっては、あえて取り合わずに、スルーしておくことが対処法としてベストな場合もあります。

特に、いじめる相手の反応がおもしろいという理由で、いじめられている場合は、取り合わずに平気にしていると、いじめ甲斐がないと判断され、あっさり、いじめが収束する場合も多いです。

逆に、これが理由の場合は、言い返したり、やり返したりすると、だんだんいじめがエスカレートしやすいので注意が必要です。

いじめの内容が許容できる範囲である場合は、まずはこちらの方法を試してみましょう。

いじめの現場から離れる

いじめを受けている現場から離れることが最善の選択である場合も少なくありません。

例えば、あまりことを荒立てたくない場合や、いじめが蔓延している環境に見切りをつけたい場合などは、この対処法が合っているかもしれません。

現場から離れるためには、転職をするのも一つの手段ではありますが、中には「会社を辞めたくない」という人もいるでしょうし、辞めないで済むなら、それに越したことはありませんね。

新たな職場を探すのだって、そんなに簡単でありませんよね。

そんな場合は、転職を決意する前に、異動を申し出をしてみましょう。

例えば、営業部はノルマが厳しく、成績が悪いと上司からパワハラを受けてしまうなら、管理部門への異動を願い出るのもありでしょう。

直属の上司に異動の話をしにくいなら、人事部に直接連絡を取ってしまいましょう。

会社としても、高いお金をかけて採用した人材を簡単に手放したくないでしょうから、部署異動が叶う可能性は十分にあります。

それが難しい場合は、退職をして、新たな職場を探せばよいのではないでしょうか。

以上となりますが、職場いじめは、適切に対処すれば、必ず解決できるはずです。

悩んでいるなら、解決に向けて行動を起こしましょう。

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