人格否定する人の心理とは?人格否定にはどう対処すればいい?

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人格否定する人

人間は誰でも、自分の人格が否定されると、非常に大きな精神的ダメージを受けます。

例えば、接客業や営業職に従事している人は、顧客のクレームによって人格まで否定されることが多々あるようですが、これは、客側のマナー違反と言わざるを得ません。

クレームはあくまでも商品やサービスに対して行うもので、対応している人の人格まで否定するのは、はなはだお門違いと言えるでしょう。

職場の上司が指導と称して、部下の人格を否定してしまうケースも珍しくありません。

この他にも、会社のお局が若い女性社員を、先輩が後輩を、母親が子供を、夫が妻を、彼氏が彼女を、先生が生徒を、指導や注意とかこつけて、人格否定に該当するような言葉を投げつけるケースも多々見受けられます。

このように、 日常生活を送る上で、人格否定を受けてしまうケースは、非常に多いと言えるでしょう。

人格否定を受けた側は、傷つくのはもちろんのこと、大きなトラブルに発展しまうケースも決して珍しくありませんね。

例えば、夫婦喧嘩がエスカレートして、旦那が嫁に人格否定と取られるような暴言を吐いてしまい、離婚に至るケースもあれば、上司から人格否定された部下が怒りを抑えきれず、手を出してしまい、警察沙汰になってしまうケースもあります。

人格否定されたことがトラウマとなり、うつなどの心の病を患ってしまうこともあるでしょう。

それにしてもなぜ、人格否定する人は、そういうことをしてしまうのでしょうか?

その答えを見つけるべく、人格否定する人の心理や人格否定された場合の対処法について、これから一緒に見ていきましょう。

人格否定する人の心理

人格否定をする人は、以下のような4つの心理や性格の持ち主であるケースが多いです。

自分の意見だけが正しい

「自分の意見だけが正しい」という思い込みから、自分の意見と異なる意見を持つ相手に対しては、その人格まで否定してしまう、というケースも多々見受けられます。

これは、自分と異なる意見を持つ相手の人格を否定することで、「自分の意見だけが正しいことを明らかにしたい」、つまり「自分の思い込みを正当化したい」という心理状態の表れに他なりません。

普通の感覚を持ち合わせている人なら、自分と異なる意見を持つ人がいても、それが当然と考え、意見の異なる相手の人格まで否定したいとは思わないものです。

そういった意味では、普通の感覚を持ち合わせていない、というのも人格否定をする人の特徴として挙げることができるかもしれません。

弱い自分を守りたい

まさに「攻撃は最大の防御なり」で、先に自分から相手を攻撃すれば、自分が相手から攻撃されなくて済む、といったような「弱い自分を守りたい」という心理から、相手の人格を否定するケースもあります。

相手に対して何らかのコンプレックスを持っている場合がこのケースに該当しやすいです。

例えば、学歴に対してコンプレックスがある場合、自分よりも高学歴な相手は、すべて攻撃の対象となり、その相手に対して人格否定をします。

「よくそんなんで〇〇大受かったな」や「有名大学を出ているのに、この程度の仕事も満足にできないの?」など、高学歴を引き合いに出して相手をさげすむという、人格否定のパターンもほぼ共通しているようです。

また容姿にコンプレックスを持っている場合は、「容姿に自信のない自分を守りたい」という心理から、自分よりも優れた容姿を持つ相手の人格を否定することになりやすいです。

この場合も、「君は無能でルックス以外は何の取り柄もないね」みたいに、やはり、優れた容姿を引き合いに出して、人格を否定するというパターンが多くなるようです。

鬱憤を晴らしたい

ストレスが溜まっている、むしゃくしゃしているなどで、とにかく鬱憤を晴らしてスッキリしたい!という心理から、八つ当たりの際に、相手の人格まで否定しまうケースも珍しくありません。

ちなみに、ぶつかった相手に対してカッとなり、「ボヤボヤするなこのタコ!」と暴言を吐くのも、立派な人格否定に該当します。

そもそも人間に対して「タコ」と表現することは、その人の人格はおろか人間であることまで否定しているのです。

むしゃくしゃしていて誰かに八つ当たりしてしまい、その際に不用意に放った言葉でその相手の人格を否定してしまう、というのは、誰にでも起こり得ることだと考えられます。

ただ、一度や二度ならまだしも、事あるごとに誰かに八つ当たりしてしまうのは、自分の感情をコントロールすることができない、人間的にまだ未熟な人であると言わざるを得ません。

ただ単に相手が嫌い

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということわざがありますが、相手が嫌いだと、相手の発言や行動、仕事ぶり、性格、言葉遣いなど、相手にまつわるすべてが気に食わず、人格否定したくなるものです。

そういった心理から、相手のちょっとしたミスをきっかけに、人格攻撃にまでエスカレートしてしまうのは、非常によくあるケースです。

ただ単に相手が嫌いだという理由で相手の人格を否定してしまう人は、「だから君はだめなんだ」とか「やっぱりお前では無理」などのように、具体性に欠け、根拠のない発言をしやすいという特徴もあります。

そのため、理由を聞いても、納得できるような明確な返答をもらえず、「だめだからだめ」、「とにかくお前では無理だから無理」の一点張りで、理不尽極まりないです。

さすがに「お前が嫌いだから」とは言えず、さりとて他にもっともらしい理由が思い浮かばないので、信ぴょう性のない曖昧な返答しかできないのです。

人格否定された時の対処法

人格否定された時は、これから紹介をする3つの対処法を試してみてください。

真に受けない

これは、人格否定された時の対処法としては、基本中の基本です。

真に受けると、ストレスから心身に支障が出る怖れがあります。

非があるのは、あなたではなく人格否定する相手です。

そして、多くの場合、相手は何の根拠もなく、人格否定しているだけなのです。

大切な自分の身を守るためにも、何を言われても軽く受け流したり無視して、気にしないようにしましょう。

また、真に受けると、相手の思うつぼで、人格否定の内容がエスカレートしてしまうケースも多々あることを心しておきましょう。

反論せずに冷静に観察する

この対処法は、相手が特に感情的になっている場合に効果的です。

感情的になっている人に人格を否定されて、それに反論すると、まさに火に油で、さらに攻撃がエスカレートして収拾がつかなくなる怖れが出てきます。

また、口論にまで発展してしまうと、後々、相手との関係が険悪になります。

往々にして、人格を否定してくる相手は、例えば職場の上司など、自分よりも立場が上の人が多いので、相手との関係が険悪になることで、不利な状況に追いやられる場合も少なくありません。

そのような事態になるのをも避ける意味でも、反論は控えましょう。

人格否定されたら、頭に来るのをぐっと押さえて、あえて冷静になって、相手をよく観察するようにするとよいでしょう。

相手の表情に着目し、「あ、今。目を動かしました」、「今、頭をかたむけて何かを考えている様子です」、「眉毛を釣り上げて怒りをあらわにしています」などと、心の中で実況中継してみるのも、反論したい気持ちを抑えるのに効果的です。

ただし、度を超すとにやにやしてしまうなど、うっかり表情に表れる怖れがあるので、その点は要注意です。

間違っても相手に知られないように、自分の表情の変化には細心の注意を払う必要があります。

表情は相手に対して真摯な印象を与えるように努めましょう。

人は、自分の発言を真摯な態度で受け止める相手には、何も言えなくなるものです。

記録しておく

これは、人格否定をしてくる相手のことが「許せない」と思うほど憎らしい場合に、合法的に復讐する手段してとても有効です。

例えば、上司の部下に対する人格否定は、パワハラやモラハラに該当する場合も多々あります。

それを記録しておくことで、会社に相談をしてその上司を処分してもらったり、あまりにも目に余る場合は、法的手段をとったりすることが可能です。

その際には、証拠となるものが必要になるので、上司から受けた人格否定の内容を事細かく記録しておきましょう。

受けた日時も忘れずに記録しておきましょう。

もし可能であれば、人格否定された発言を録音しておくとさらに強力な証拠となります。

今は、スマホを使えば簡単に録音ができますね。

証拠を元にしかるべき部署(一般的には人事部)に相談をすれば、ハラスメント問題に厳しいこのご時世ですから、会社としても放置はできません。

もし、会社の対応に不満があるなら、弁護士に相談の上、会社と上司に対して民事裁判を起こし、精神的苦痛に対する慰謝料請求をすることもできます。

記録を残しておくことは、もちろん会社以外のケースでも有効です。

例えば、夫婦間で問題がある場合でも、暴言の内容を録音しておけば、有利な条件で離婚しやくなるでしょう。

学校や職場でいじめを受けている場合も、インターネット上に匿名で誹謗中傷を書かれてしまうことが多いですね。

そういう場合は、その内容を記録(アカウント名や投稿内容を写真で撮っておく)しておけば、警察に被害届を出せます。

ネット上での誹謗中傷は、名誉棄損と呼ばれる罪になりますし、匿名の投稿でも、IPアドレスから犯人を特定できるケースは多いです。

以上となりますが、人格否定に悩んでいる方は、ここで紹介をした対処法をぜひ試してみてください。

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